サロンオープンの備忘録

プライベートサロンのオープンまでいよいよ3週間を切り、現在内装工事が進行中です。

こちらはサロンの骨組みの段階、物件決めの際に写真に収めたもの。

「自然光の柔らかい光」「(パーマの機械を入れた上で)物理的にも精神的にもゆとりを感じるスペース」を軸に14部屋の中から決めました。

選んだ部屋は窓からの眺めは広告や車通りが無く、都会ながらとても静かなスペース。

またお隣のホテルのビルのお陰で7Fでも間接的な日当たりで、柔らかく入る光が心地が良いです。


物件が決まってからは、約3ヶ月程内装デザインに取り掛かります。

18㎡(5.5坪)の空間で、私とお客様の居心地を決める一番大事なフェーズです。

インテリアデザイナーの友人のワークショップに参加し、計3回、実技を交えながら空間デザインの黄金律を学びます。

カンボジア、中国、フランス、東洋と西洋の多国籍なルーツを持ち、自分にも人にも主体的な人生哲学が、彼女のインテリアコーディネートにも表れているような気がしました。

そんな彼女からの学びを通じて決めたインテリアのテーマが、「Japandi」スタイル。初めて聞いたワードと、何と海外ではトレンドの一つだそうで、びっくり。

Japan(日本)+Scandinavian(北欧)の造語で、「ミニマリズム」「木の家具」「ベージュの色調」が特徴です。

テーマが決まったら、壁と床のイメージ。和紙、壁紙、塗装など、あらゆる可能性を模索します。

この作業が一番時間がかかります。

何年も一緒に過ごすサロンなので、水に濡れる事もあれば、汚れる事もあるかもしれない。

日々を過ごす中での物の傷や痛みも大切にしながら共に過ごせますように。

最終的に職人さんに塗装をお願いする事に決めました。

私の物事の判断基準は「長期的」と「本質」です。

5年、10年後のサロン、私とお客様。時代やトレンドが変わっても残る、本質的な美しさや居心地の良さ。

空間をデザインし、人の行動をデザインする、その為の大切なサロンデザインだと考えています。

坂元千夏

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