クラフトマンシップ

サロンに和紙のカーテンを取り入れました。時間帯によって、自然光が和紙の穴を通って床に当たる設計です。

遡ること昨年末、サロンインテリアを更に洗練させるべく、インテテリアデザイナーにコンサルテーションを依頼したところから始まりました。西洋と東洋にルーツを持つアジア系フランス人の彼女のアイディアはいつも唯一無二。良い化学反応の起きる関係性に、大変信頼を置いています。

そして今年の二月、インテリアデザイナーの彼女の同行のもと、オーダーメイドで和紙の制作をしている会社を訪ねました。

フォーシーズンズやアマン、エルメスなどラグジュアリーブランドの顧客様が多い中で、快く受け入れてくださいました。更に素晴らしいことに依頼が殺到しており、制作は半年後とのこと。実際に和紙を拝見したときの高揚感、十分に待つ価値のある素材だと感じました。

人の手で作られたものは、心地良さや安らぎを与えてくれます。”感情”は機械による大量生産、AIでは生み出せない。

テクノロジーが進んでいく時代に、サロンの中は心理的安全性や心の充足感を感じる場所でありたい。

次はアートピースを飾る予定です。何卒お楽しみに。


坂元 千夏

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ルイジアナ近代美術館で過ごす豊かな時間