時を紡ぐ館

ヨーロッパ旅行から帰国し早一ヶ月。

東京の気温37は度まで上がり、コペンハーゲンやダブリンの涼しさが今となっては恋しく感じます。

さて先日、目黒にある東京庭園美術館を訪れました。

宮家・朝香宮家の自邸として、1933年に建てられた建物です。

フランス・パリに滞在していた朝香宮ご夫妻。そこで感じたインスピレーションが内装の至る所に反映されています。

当時最新だったアールデコ調の建築デザインは、現代ではレトロで気品のある雰囲気を醸し出します。

第二次世界大戦後は首相公邸となり、当時の首相・吉田茂の政務を執り行う場として。
その後は国の迎賓館になり、各国の要人をお出迎えする場として。

現在は美術館として建物を保全、歴史を伝え、芸術を発展させる場として、時代と共に生まれ変わり続けています。

休暇中、様々な国の人と交流をして以来、日本人として日本の文化を深く理解し、日本を知らない人に分かりやすく説明ができるようになりたい思いが強くなりました。暫くは東京探索に熱が入りそうです。

ヨーロッパの旅の模様は改めてブログに書き記します。何卒お楽しみに。

坂元千夏

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